BEC付きESCとBECなしESCの違いとは?見分け方も解説
投稿者 :Fengyukun on
ESC(Electronic Speed Controller/電子スピードコントローラー)を選ぶ際には、BEC付きESCとBECなしESCの2種類を目にすることがあります。
大きな違いは、ESCから受信機(Receiver)やその他の低電圧電子機器に直接電源を供給できるかどうかです。
BECとは?

BECは Battery Eliminator Circuit の略です。
簡単に言えば、BECはESCに内蔵された電圧降下モジュールです。メインバッテリーの高い電圧を、受信機が必要とする低い電圧(通常は5V)まで下げ、受信機に電源を供給します。
例えば:
24Vバッテリー → ESC内蔵BEC → 5V → 受信機
ESCにBECが内蔵されていれば、受信機用に別の電源モジュールを追加する必要はありません。
BEC付きESCとBECなしESCの違い
BEC付きESC

代表例として、Feather 30A、Feather 100Aがあります。
これらのESCにはBECが内蔵されているため、モーターを制御しながら、同時に受信機へ電源を供給できます。
BEC付きESCを見分ける方法の一つは、受信機に接続するケーブルを確認することです。
受信機への接続ケーブルは通常3本の線で構成されています:
-
電源線(+)
-
GND線(−)
-
信号線
電源線から受信機へ低電圧の電力を供給できるため、ESCから直接受信機に電源を供給できます。
BECなしESC

代表例として、Feather 45A、Feather 80Aがあります。
これらのESCにはBECが内蔵されていません。モーターの制御はできますが、受信機へ直接電源を供給することはできません。
受信機への接続ケーブルは通常、2本の線で構成されています:
-
GND線(−)
-
信号線
電源線がないため、ESCから受信機へ電源を供給することはできません。
ESCにBECがあるかどうかを確認する方法
最も簡単な方法の一つは、受信機に接続するケーブルを確認することです。
3本の線 → 通常はBEC付きESC
2本の線 → 通常はBECなしESC
例えば:
| ESC | BEC | 受信機への接続 |
|---|---|---|
| Feather 30A | BEC付き | 3本線 |
| Feather 100A | BEC付き | 3本線 |
| Feather 45A | BECなし | 2本線 |
| Feather 80A | BECなし | 2本線 |
ただし、モデルによって配線やコネクターの仕様が異なる場合があるため、確実に確認するには、各ESCモデルの製品仕様を確認することをおすすめします。
ESCにBECがない場合はどうする?
BECなしのESCを使用していても問題ありません。
受信機に必要な低電圧を供給するために、外付けのBECまたは適切な電源モジュールを追加できます。
例えば:
バッテリー → ESC → モーター
同時に:
バッテリー → 外付けBEC → 受信機
このように接続すれば、ESCにBECが内蔵されていなくても、システムを正常に動作させることができます。
まとめ
簡単にまとめると:
BEC付きESC:
モーターを制御すると同時に受信機へ電源を供給できるため、配線がシンプルになります。
BECなしESC:
モーターの制御のみを行い、受信機への電源供給には外付けBECなどの適切な電源モジュールが必要です。
ESCを選ぶ際は、最大電流、電圧、モーターの種類だけでなく、BECの有無も確認しましょう。また、BECが搭載されている場合は、BECの出力電圧と最大出力電流が使用する制御システムの要件を満たしているか確認することも重要です。